【菜の花】春先に多い血の道のトラブルを改善する
今年は暖冬で梅の開花も例年になく早いように感じます。菜の花の季節ももうすぐです。薬局の近所では紫川や板櫃川、ちょっと足を伸ばせば遠賀川の川辺の菜の花はきれいですね。
原産地:地中海岸
旬:3から4月
苦辛味・温性
春は「血の騒ぐ季節」といわれて、気温の上昇に伴い、血の流れも上ずって上半身に滞りやすくなります。
菜の花は、春先の血のトラブルを防ぐ働きがあります。中国の薬物書である「本草綱目」には「熱を伴う炎症や腫物を治し、うっ血、瘀血を除き、血の滞りを無くす」と記されています。
まさに春の血の滞りを除くのに最適といえます。
特に女性には子宮内の血の巡りを良くして、瘀血を取り除いてくれます。
男女ともに春先には肝の血が滞りイライラしがちですので、イライラの予防にもなると考えられます。
現代栄養学でも、ビタミンCやカロチンなどの抗酸化物質やカリウムが豊富で高血圧や動脈硬化を予防し血液循環を改善する効果が認められています。
毎日の食事に取り入れたい薬膳
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