梅・梅干し 健康のために1日1個 梅雨時の食中毒予防に


梅:酸性・平性
梅干し:酸性・温性
原産地:中国
旬:6月
中国では紀元前二千年から梅の未熟果を燻蒸したものが烏梅(うばい)という薬になっていましたが、梅干しは江戸時代に日本で独自に考案されたものです。昔から梅は食の毒・水の毒・血の毒の三毒を絶つと云われています。特に殺菌・抗菌力の高さです。おにぎりや弁当に梅干しを入れるのもご飯の腐敗を防ぐためで、梅干しを食べると食中毒をの予防効果があります。
また、梅干しの酸味は口の渇きを癒し胃腸の働きを活発にして食欲を増進させたり、疲れを癒し、活力をつける効果があります。さらに、梅の酸味は肝を補い、塩漬けすることで腎を補う効果も加わります。
【おすすめの食べ方】
梅酒、梅ジュース、梅ジャムなど様々に加工できますが薬効が高く手軽に取り入れやすいのが梅干しです。「梅はその日の難逃れ」云われるように毎日1個は食べましょう。酢や醤油が普及する前は「塩梅(あんばい)」といわれ調味に塩と梅が使われていました。

北九州小倉の漢方薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子

 
 

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