冬は寒さから運動量が減り、じっとしている時間がおおくなりますよね。食生活はお腹いっぱいに食べがちだったり、脂肪やタンパク質の多い食品に偏りがちで食物繊維が不足気味ではありませんか?食べ過ぎ、偏食、食物繊維不足が重なるとお通じに影響が出て、大便の色やにおいが悪くなります。腸内環境がいったん悪くなると整えるのには時間がかかります。食物繊維は便秘予防の観点から捉えがちでしたが近年の研究から様々なことが明らかになってきました。
・食物繊維は腸内細菌のバランスをとるのに大きく関係する
・腸内細菌が食物繊維やオリゴ糖を分解する過程で短鎖脂肪酸を作る
短鎖脂肪酸は善玉菌の味方をしたり、悪玉菌が増えるのを抑えて腸内環境を整え、脂肪を燃焼しやすくします。短鎖脂肪酸は満腹感を持続させ食べ過ぎを防ぐ働きがあります。ウイルスの侵入を防いでくれる腸内バリア機能を強化してくれます。
腸内環境が良くなるとセロトニンやドパミンも増え、やる気がでてきます。
腸内環境を整えるには食物繊維を積極的に摂りましょう。
北九州市の漢方薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子