立秋を過ぎても暑い日が続いています。雨の降った翌日などは湿度も高くなるので熱中症には要注意です。
今回は熱中症の予防に牛乳を取り上げてみました。
【牛乳】熱中症に最適、熱を冷まし体を潤す。
中医学には「牛乳飲方」という処方があります。
熱病後の脱水症状を改善するために、重湯と牛乳を混ぜたものを服用するというものです。
牛乳は体内にこもった熱を冷まし、体を潤すはたらきがあるからです。
また、老人や病後で体が弱り痩せ細った人に牛乳を温めて与えると虚弱体質を補うとされています。
現代栄養学でもタンパク質や脂肪、各種ビタミンやミネラルが含まれる栄養食品とされています。
虚弱体質の改善や病後の回復に最適です。
カルシウムが豊富なことはよく知られていますが、牛乳のタンパク質の約80%を占めるカゼインはカルシウムの吸収を助けるはたらきがあるため、効率よく摂取できます。
カルシウムには精神安定作用もあり、イライラや不眠の解消に役立ちます。
体を冷やす性質があるため、冷え性のひとや胃腸の弱い人、体内に余分な水分が溜まって消化不良やむくみなどを起こしている方人には不向きです。
空腹時に冷たい牛乳を飲むことは胃腸の弱い方にはお勧めできません。
【牛乳粥】
<材料:1人前 >
牛乳:50~100cc
ごはん:50〜100g
砂糖:大さじ1杯
水:適宜
シナモン:好みで
<作り方>
1)小鍋にご飯と砂糖を入れ牛乳と水を加えて中火にかけて煮ます。
2)全体がとろりとしてきたら出来上がりです。煮詰めすぎないように注意してください。
3)好みでシナモンパウダーを振りかけます。
毎日の食事に取り入れたい薬膳
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