女神散は、その処方名にあるように、女性特有の諸症状に用いられる漢方薬です。
更年期障害や血の道症などに用いられます。
特にのぼせ(ホットフラッシュ)やめまいを伴った更年期障害に用いられます。
【処方構成】
トウキ:補血(不足した血を補う)
センキュウ:活血(血の動きを良くする)
オウレン・オウゴン:清熱(熱を冷ます)
ダイオウ:清熱(熱を冷ます)、瀉下(便秘を改善)
ケイヒ:鎮静(気を鎮める)、解表(体表にある邪を追い払う)
ニンジン・カンゾウ:補気健脾(消化機能の改善)
白朮:補気健脾(消化機能の改善)、利水(余分な水分を出す)
モッコウ・チョウジ・コウブシ・ビンロウジ:理気(気の巡りを良くする)
【特徴】
女神散は滞った気を巡らし、上気した気を下に降ろし、鬱々とした気分を発散するはたらきがあります。
更年期の鬱やイライラに良く効きます。
病院で安定剤を服用して副作用で眠気が強い方にはお勧めです。
精神症状がなくホットフラッシュを目的としても、もちろん効果があります。
処方中のオウレン・オウゴン・ダイオウが熱を冷まし、のぼせをおさえてくれます。
【よくある質問】
Q:ホルモン療法との併用は可能ですか?
A:ホルモン療法と漢方療法(女神散)を併用しても問題ありません。
大門薬品の更年期障害のHPはコチラ
https://www.daimonpharmacy.com/archives/condition/a15/