広く応用できるところから「神仙」の名がついたといわれる神仙太乙膏は、漢方の外用軟膏の中でも、広い範囲の適応をもつ皮膚外用軟膏です。皮膚のカユミや炎症を鎮め、乾燥した皮膚を潤したり、傷ついた皮膚の再生に効果があり、皮膚炎によるカユミから寝たきりの方にできやすい床ずれまで、いろいろなケースにご使用いただけます。また、日常の皮膚のトラブルである、切り傷、虫刺され、やけどにもご使用いただけます。 持ち運びに便利な漢方常備薬としていただけるのが神仙太乙膏です。
当帰、芍薬、地黄:肌を潤し、血行を改善し、患部に栄養を与え、皮膚や筋肉などの組織を再生します。ビャクシ、ケイヒ:鎮痛、痒みを止めます。ゲンジン、ダイオウ:熱をとることで炎症を抑えます。胡麻油、蜜蝋:肌を潤し、保護します。
アトピー性皮膚炎でステロイドホルモンを使用しても再燃を繰り返している方は一度お試ししてはいかがでしょうか。
北九州市の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子
神仙太乙膏(しんせんたいつこう)
- 2021年1月11日
- 2021年12月20日
- 漢方情報
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