【びわ】「大薬王樹」と称された果樹

三千年前のインドの仏典にびわは生きとし生けるものの万病を治す植物として登場します。 果肉は肺を潤して口の渇きや咳を除き、胃腸の働きを整えて嘔吐を止めるとされます。 びわは果肉を食べるだけでなく、葉や種も薬として利用されてきました。 果肉よりも薬効の高いのが葉です。びわの葉は咳や痰を除き、尿の出を促し、暑気をはらい食中毒や下痢に効果があると云われています。 葉は火にあぶって熱いうちに患部を摩擦したりもぐさとともに温灸する方法があります。お茶として飲んだり、煎じた液を湿布したりします。 原産地:中国 果肉:甘味・平性 葉:苦味・平性 旬:5~6月 【びわ酒】 びわ:15~20個 氷砂糖:300~500g ホワイトリカー 1.5L レモン 1個 1) へたを切って、よく洗い、水分を残さないようによく拭きます。 2) レモンは、皮をむき、ワタを除く。 3) 瓶にびわ、氷砂糖、びわ、氷砂糖の順に入れ、レモンを加えて最後にホワイトリカーを注ぎ、蓋をして3か月間寝かして完成です。 4) レモンは、3ヶ月後に引き上げて実は1年後に引き上げてください。実はジャムになります。 北九州小倉の漢方薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子

 
 

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