3年以上病院でも痔が改善されない方に！

痔の症状別ポイント解説

痔の症状はおおまかに３つのタイプに分けることが出来ます。
あてはまるタイプの養生アドバイスをそれぞれご覧いただけます。

痔核（いぼ痔）の場合

血液循環障害が原因で起こる痔核。外痔核と内痔核があります。

養生ポイント

朝方は楽であるが午後になると痛みが発生し、風呂に入ると痛みが和らぎます。
腰の下に座布団を敷いて寝ると、いくらか楽になり、3〜4日の手当てで多少楽になりますが、無理すると悪化します。

漢方相談

１回の相談は30分～１時間くらいです。
病院に受診中の方はお薬手帳を持参していただきますようお願いします。

いろいろな原因が考えられるため、相談者さまの現在の身体の状況を把握するためのカウンセリングを行います。

ライフスタイルに応じて、食習慣や運動習慣などのアドバイスを行います。

生活習慣を見直しながら、お薬の服用とともにその後の経過を見ていきます。

漢方薬剤師から一言

とくに飲酒した次の日や、便秘や下痢になったとき、寒いところに長時間いたり、同じ姿勢を長時間続けたときや疲れがたまっているとき、寝不足で疲れが取れないときなどに、痔が悪化しやすいです。
疲れや内臓の弱りによる、直腸周辺の血行不良（門脈循環障害）が痔の最大の原因です。
坐薬や軟膏では原因から改善することはできません。
坐薬や軟膏で局所の症状を抑えながら門脈循環の改善、内臓強化(特に肝臓)による根本治療をおすすめします。

裂肛（れっこう）の場合

肛門括約筋が弛緩することによって肛門内部より直腸粘膜が脱出してくる痔。特に小児・老人に起こりやすく、一般に女性に多いのは出産および頻回の分娩が原因です。

養生ポイント

肛門を清潔にする。
排便時間に注意。
必要以上に力まない。
便秘に注意。

漢方相談

１回の相談は30分～１時間くらいです。
病院に受診中の方はお薬手帳を持参していただきますようお願いします。

いろいろな原因が考えられるため、相談者さまの現在の身体の状況を把握するためのカウンセリングを行います。

ライフスタイルに応じて、食習慣や運動習慣などのアドバイスを行います。

生活習慣を見直しながら、お薬の服用とともにその後の経過を見ていきます。

漢方薬剤師から一言

便秘になりやすい方は、食事はよく噛んで食べてください。食物繊維を良く摂り、排泄がスムーズになるようにすることです。便秘になりがちな方は、長時間トイレに座り続けて無理に出そうとしがちです。症状を悪化させてしまわないように、いきみ過ぎず、便通がスムーズにいくようにするべきですが、普段なかなか便が出ない方は、漢方を服用して便通促進すると良いです。

痔瘻（じろう）の場合

細菌感染により化膿炎症を起こしたもの(抵抗力低下）。脾機能の低下による水分代謝の乱れ

養生ポイント

抵抗力が弱くなると感染しやすくなるので、体力を強くしておきましょう。
肛門を清潔にする。
便秘に注意。

漢方相談

１回の相談は30分～１時間くらいです。
病院に受診中の方はお薬手帳を持参していただきますようお願いします。

いろいろな原因が考えられるため、相談者さまの現在の身体の状況を把握するためのカウンセリングを行います。

ライフスタイルに応じて、食習慣や運動習慣などのアドバイスを行います。

生活習慣を見直しながら、お薬の服用とともにその後の経過を見ていきます。

漢方薬剤師から一言

肛門付近を清潔に保ち、症状が軽いうちに対応した方が良いです。普段から、体力を鍛えることが大切です。排泄もスムーズにいくように、食物繊維を摂り、便秘にならないように注意してください。トイレのウォシュレット機能などをご利用の場合、きちっと掃除してご利用ください。汚れたまま使用しないでください。お尻を出来るだけ清潔に保ってください。

痔の改善チェックポイント

痔でお悩みの方は、普段どんなことを改善したら良いのか？そのポイントについてお伝えします。

普段どんなことに気を付けたらいいですか？

生活習慣

入浴はあついお湯をさけ、ぬるま湯にしっかりつかりましょう。
排便後は洗浄液等を使用し、常におしりを清潔に保ちましょう。

腰を冷やさないようにしましょう。（血行が悪くなる為）
長時間の座り仕事やドライブは出来るだけ避けた方が良いです。
デスクワークもたまには立って作業するなどして、長時間座り続けるのは避けた方がベスト
ドライブ移動も、時々休憩を挟みながら、移動するようにしましょう。
睡眠不足など不摂生を控えてください。

食習慣

①よく噛んで食べましょう。1口20～30回プラス酸味（酢の物）をとる
②バランスのいい食事をする（身体を冷やす食品は控えめに）
③食物繊維を良く摂り、便秘にならないように注意しましょう。
④生もの（刺身）・脂もの（肉類・揚げ物）は控えめに。
⑤お酒や香辛料など刺激の強い食品は控えましょう。

注意すること

便秘は禁物。朝食後の排便習慣を身に付けましょう。
下痢は肛門に必要以上の刺激を与えます。気を付けましょう。
トイレで長時間いきむことは避けましょう。

漢方治療のメリットはありますか？

現代医学で改善がみられない方もあきらめないでください。

漢方医学では全く異なる視点から痔を診ていきます。そのため、病院で改善がみられなかった方も軽減していった例もあります。
痔の原因を東洋医学では、便秘が原因の場合、瘀血が原因の場合、「気」の不足が原因の場合に分けて考えます。その原因を体質から改善していけるのが漢方治療です。

漢方薬は効き方が遅いのでは？

個人差があります。

漢方薬は効き目が穏やかなので即効性がない、慢性疾患には効くが急性疾患効かないと言われたりしていますが、それは誤解です。個人差はありますが、まずはお試しください。

漢方は症状が出てくる原因となる体質から改善して行きます。

当店でも、長年苦しんできた慢性疾患の方が1～２週間で軽快した例もあります。
西洋薬ではなかなか効果が現れなかったのに、漢方薬ではあっさり治ったということもよくあります。
このように西洋薬で効果がなかった方も、漢方薬で改善がみられるケースもありますので、まずは、ご相談ください。

漢方薬の価格は高いですか？

お手頃な価格でお試しいただけます。

漢方薬は大体１日300～400円くらいが目安です。
当店では、よりお手頃な価格で多くのお客様に漢方薬をお試しいただきたいと考えております。例えば、1～2週間分のお薬をご提供するなどして、症状やご相談内容に応じて、症状の経過をみていきます。お客様のご都合なども伺いながらお試しいただけます。