七草粥は正月七日に春の七草を入れて作るかゆのことです。それぞれ地方によって方法が異なるようですが、一般的には、1月6日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」をまな板の上に載せ、しゃもじやお玉杓子、包丁の背などで叩いて細かくします。 明けて7日の朝に粥を炊き、叩いた七草と塩を入れて七草粥にします。そして朝食として食べます。
●芹(せり)
……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進されます。
●薺(なずな)
……別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。
●御形(ごぎょう)
……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果があります。
●繁縷(はこべら)
……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなりました。
●仏の座(ほとけのざ)
……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富です。
●菘(すずな)
……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富です。
●蘿蔔(すずしろ)
……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなります。
北九州の漢方相談薬局 大門薬品