薬膳とは漢方の考えを基本に季節や体質に合わせて食材を選んで作る料理のことです。薬膳という言葉は近代になって使われるようになりましたが、もともと中国には「医食同源」「食養生」という考え方があり、食材にも薬と同じように体を治 […]
食事
心(しん)のもう一つのはたらきは精神のコントロール
西洋医学では精神的な不安や鬱は脳のはたらきと考えられています。悲しいとか嬉しいとかの思考活動は脳内伝達物質に左右されます。一方、中医学の考え方で心(しん)は精神をコントロールするというはたらきがあります。不安感、マイナス […]
ベニバナはドロドロの血によい
ベニバナは紅花(コウカ)という生薬です。橙黄色の花で、日が経つと赤色に変わっていきます。薬効は血の流れが停滞して起こる月経痛や無月経などに使われます。多く使うと血の停滞を治し、少量では血を補うといわれています。養命酒や命 […]
夏は苦味と赤い食べ物を摂ろう
陰陽五行説ではそれぞれの臓器には季節があるといわれています。夏の色は赤、味は苦味です。苦味は五臓の心に働きます。体の上部にこもった熱を取り除いたり、のぼせやイライラを鎮めたり余分な熱を排出したりします。苦味と赤みの食べ物 […]
サマータイム 季節に応じた生活パターン
夏は陽のエネルギーが一番盛んになる季節です。人間の生活リズムでいえば活動は陽、休息は陰になります。つまり季節の陰陽に外れることなく、陽の間に活動し、陰の間に休息すれば健康を維持できます。古代中国の「黄帝内経」には四季の睡 […]
香味野菜を使って夏バテを吹き飛ばそう
夏は暑さで食が細くなりがちです。そんな時は香味野菜を上手に使いましょう。香味野菜は食欲増進や消化の促進、整腸作用も高いため、世界では様々な料理に使われています。香味野菜は食材の腐敗予防にもはたらくため、夏の食卓には欠かせ […]
ドクダミやセンブリで便秘が治らなかった方
十薬(ドクダミ)やセンブリを便秘に使うことがありますが、効かないかたがいらっしゃいます。ドクダミやセンブリは体を冷やす性質があります。ドクダミやセンブリで便秘が治らなかった方は冷えが原因の便秘と考えられます。病院で処方さ […]
白髪ができる原因は頭皮の栄養不足
加齢やストレス食生活の乱れなどで頭皮に栄養が行きわたらず、髪を黒に保つ細胞の機能が低下していることが白髪の原因です。漢方では古来より髪は血余(けつよ)と呼び、髪は血との関係が深いといわれています。髪の細胞の働きを正常に戻 […]
補中益気湯は夏バテに使わない方が良い
夏バテは体の熱を取らなくてはいけませんが、この熱は気虚と陰虚の熱のため胃腸を補いながら、体の熱を取る必要があります。体のだるさを摂る際の漢方薬としては補中益気湯が有名ですが、夏バテの際に補中益気湯は使わない方が良いといわ […]
スイカは皮も種も漢方薬
漢方ではスイカの渇き皮を西瓜皮(さいかいひ)、種を西瓜仁(さいかいじん)と呼びます。解暑除憤、止渇利小便に用います。体の熱を冷ましてくれるので、熱中症やその予防におすすめです。しかし、スイカの種は胃腸を冷やすので胃腸の弱 […]
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