苓桂朮甘湯は、めまい、立ちくらみの処方、頭痛や不安感など神経質な方の処方として用いられる。 低血圧気味の方に用いられる。本来、苓桂朮甘湯は体の熱やエネルギー不足のために心窩部あたりに水分の停滞が生じたもの(痰飲)を体を温 […]
漢方薬
六味丸 老化の予防と発育促進に
六味丸 老化の予防と発育促進に 1)疲れると手足の裏がほてり、口が渇く方:六味丸は腎陰虚の基本処方です。下肢が疲れやすく、疲れると手足がほてり、口が渇く者に使う。このような方の歯ぐきからの出血、盗汗、目赤井、腰痛。 2) […]
桔梗石膏
急性、慢性の扁桃炎、中耳炎、副鼻腔炎など身体部分の化膿性炎症に他の処方に加味して用います。桔梗:排膿、去痰、清熱、鎮咳薬。特に咽痛に効果があり、風熱の咳嗽や、化膿性皮膚炎の清熱、排膿に用いる。桔梗は薬効を身体上部に作用さ […]
肌荒れ、イボにヨクイニン(薏苡仁)
ヨクイニンはイボとりの薬として、また肌荒れ(美肌)の薬として広く親しまれている民間薬です。イネ科の植物ハトムギの成熟種子の苞皮と果皮を剥いだものを乾燥させたもの。ハトムギの名前の由来は鳩が好んで食べることからつけられたと […]
病気は正気と邪気の戦い
正気(せいき)は体の中に備わっている抵抗力、自然治癒力などのことです。邪気は自然の天候、例えば高温、低温、乾燥、湿気、などをいいます。漢方では病気は正気と邪気の戦いととらえます。正気が強ければ病気に勝ち、邪気が強ければ病 […]
元気は補充できる
元気はスマホのバッテリーが減ってしまうように徐々に少なくなってゆきます。ただし元気は胃腸からの食事と肺からの呼吸で補充することができます。これを「後天の気」と呼びます。脾つまり胃腸は大地に例えられることがあります。母なる […]
しゃっくりに柿のへた
昔からしゃっくりの薬として柿のヘタが使用されてきました。柿のヘタ20個を200mlの水で半分になるまで煎じます。柿のヘタは降気薬といって気を下に降ろす性質があります。胃の辺りに気が滞っているのを解消してしゃっくりを止めま […]
杏(あんず)の種は咳き止めに
杏は潤いを与えてくれる果物です。杏の種の中の白い部分の仁は杏仁(キョウニン)という生薬になります。麻黄と一緒に処方されることが多く、咳の症状を緩和させたり、痰を切りやすくする作用があります。血虚(血の不足)による便秘にも […]
喉の痛みに大根あめ
大根は部位によって栄養価や食感も違います。しっぽは辛みがあるので大根おろしに、中央部は甘味があるので煮物に、ビタミンの多い葉は炒め物にと捨てるところがありません。大根は消化を助けて水はけをよくしたり、気の巡りをよくし、喉 […]
秋のフルーツで肌荒れを防ぐ
秋のフルーツは乾燥から肺を守ってくれるものが多いのでお勧めです。一番のおすすめは梨です。体にこもった熱をとり、喉を潤し、咳を止めたり、肌を潤します。梨と白きくらげのデザートは薬膳レシピでよく登場します。梨以外にも杏、柿、 […]
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