歳末に贈る品物や贈り物をする風習のことを「お歳暮」といいますが、元々「歳暮」は年の暮れを指す言葉です。日本では年の暮れに日頃お世話になっている人に感謝を伝える「歳暮回り」が行われていました。その際に手土産を持参する習わし […]
歳時記
薬草歳時記 牡丹(ぼたん) by 北九州の漢方薬局
牡丹(ぼたん) ぼたん切て気のおとろひしゆふべ哉 与謝蕪村 蕪村には牡丹の佳句が少なからずあります。〈牡丹散て打重りぬ二三片〉をはじめとして〈金屏のかくやくとして牡丹かな〉〈閻王の口や牡丹を吐んとす〉など。幻想的な句も多 […]
薬草歳時記 桃 俳句に詠まれている身近な薬草 北九州の漢方薬局
薬草歳時記 桃 葛飾や桃の籬も水田べり 水原秋桜子 季語は桃の花で春、籬は「まがき」で、垣根のこと。この句についての秋桜子のコメントが残っています。「私のつくる葛飾の句で、現在の景に即したものは半数に足らぬと言ってもよい […]
薬草歳時記 蒲公英(たんぽぽ) 北九州の漢方相談薬局
蒲公英のかたさや海の日も一輪 中村草田男 季語は蒲公英で春。草田男は犬吠埼でこの句を詠んだとされています。一輪の蒲公英が、怒濤の海に向かい、地に張りつき身を縮めるようにして咲いている。たしかに蒲公英は「かたい」印象を受 […]
薬草歳時記 梅 漢方薬として用いられる梅 梅を詠んだ俳句
白梅のあと紅梅の深空あり 飯田龍太 冷たい空気の中に白梅が咲き、そして紅梅が澄み渡った深空に色鮮やかに咲いている。 梅の花の白と紅色、そして空の青色が織りなす早春のすがすがしさを感じます。 飯田龍太は昭和を代表する俳人 […]
薬草歳時記 おおばこ 俳句に詠まれている身近な薬草
話しつゝおおばこの葉をふんでゆく 星野立子 オオバコ科の多年草。地面に葉をへばりつくように群がります。… 花は夏に穂状の白い小花をたくさんつけます。小粒で褐色の種子ができますが、薬用になるのはこの種子です。生 […]
辛夷(こぶし) 薬草歳時記 北九州の漢方相談薬局
風搏つや辛夷もろとも雜木山 石田波郷 季語は辛夷(こぶし)で春 辛夷の命名の由来は、赤子の拳の形に似ているからだそうです。 かなりの強風にも辛夷の花がちぎれることもなく何日も耐えられるのは、元来この木が持っている性質か […]
薬草歳時記 桜 北九州の漢方相談薬局大門薬品
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平 春の季節には、桜があるために人々の心が穏やかでないことを述べて、人の心を騒ぎ立てる力のある桜の素晴らしさを伝えようとしています。爛漫と咲いて一気に花吹雪と […]
震災の早一年や初つばめ 北九州の漢方相談薬局大門薬品
熊本地震から早いもので1年が過ぎ去ろうとしています。当時、長女が熊本に下宿していました。震度7の地震で校舎の壁に亀裂が入り大学も休校となり、JRが不通のため車で長女を避難所の池田小学校まで長女を迎えに行きました。避難所周 […]
七草粥(ななくさがゆ)毎日の食事に取り入れたい薬膳 漢方相談薬局
七草粥は正月七日に春の七草を入れて作るかゆのことです。それぞれ地方によって方法が異なるようですが、一般的には、1月6日の夜、あらかじめ用意したセリ、ナズナ、ゴ(オ)ギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」 […]
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