漢方ではPMSの原因は主に五臓六腑の「肝」のはたらきにあると考えられています。肝の働きは気を巡らせて感情をコントロールすることと血液を貯蔵するはたらきです。
気の巡りが悪くなると気滞が起こり、些細なことが気になってイライラしたり、胸のあたりが張って苦しくなったり、周囲の人と衝突したり、子供を叱ったり、顔がのぼせたりするような症状が出てきます。また、逆に気鬱が起こると落ち込んで何もする元気がなくなったりします。香味野菜を使った料理や香りの良いお茶やハーブを利用しましょう。
また、生理が始まる前は血液が子宮に回ってしまうので、いろいろな部分に血液の不足が起こります。
痛み止めやホルモン剤を服用されている方でも漢方薬や食事で体質を改善する方法をお勧めします。
北九州市小倉北区の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子