竜胆瀉肝湯は解毒証の処方です。肝胆の湿熱下注による尿路の炎症、かゆみ、排尿痛などの改善に用いる。患部が湿潤して熱感や痒みがあり、女性の場合は色の濃いおりもの、かゆみ、排尿痛です。
【処方構成】
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竜胆(リュウタン)
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黄ごん(オウゴン)
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山梔子(サンシシ)
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木通(モクツウ)
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車前子(シャゼンシ)
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沢瀉(タクシャ)
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当帰(トウキ)
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地黄(ジオウ)
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甘草(カンゾウ)
主薬の“竜胆”をはじめ、下記の9種類の生薬からなります。“竜胆”と“黄ごん”、それと“山梔子”は、熱や炎症をさます寒性の生薬です。“木通”、“車前子”、“沢瀉”は、漢方の利尿薬で、水分循環を改善し尿の出をよくします。これに、血液循環をよくする“当帰”と“地黄”、緩和作用の“甘草”が加わります。これらがいっしょに働くことで、よりよい効果を発揮します。
北九州の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子