疲労を回復刺さるための重要なカギとなるのが睡眠です。睡眠の一番の目的は自律神経の疲れを癒し、前日までの疲労を解消することです。そのため、良質な睡眠とは朝起きた時に前日の疲労が回復していてすっきりしていることが前提となり、睡眠時は自律神経が休まるような快適な環境を整えることが必要となります。
カラダは休息状態なのに、脳は覚醒に近い状態で活動している睡眠のことをレム(REM)睡眠といいます。REMとは「Rapid Eye Movement」の略で、レム睡眠時に激しい眼球運動が見られることからつけられました。またレム睡眠のときに、夢を見るといわれています。
よく、レム睡眠とノンレム睡眠は一方が浅い眠りでもう一方が深い眠りと認識されやすいのですが、その定義は眠りの深さではなく、脳が眠っているかどうかで判別されます。レム睡眠:体は深い休息状態だが、脳は覚醒に近い状態ノンレム睡眠:体も脳も深い休息状態
私たちが眠りにつくと、徐々に深いノンレム睡眠に入っていきます。1時間ほど経つと、逆に脳の眠りは少しずつ浅くなり始め、約90分後にはレム睡眠に入り、そしてまた徐々にノンレム睡眠に戻っていきます。従って6時間の睡眠時間なら、このノンレム睡眠とレム睡眠の連続が約90分周期で4セット程度繰返されて朝を迎えるということになります。
北九州市小倉北区の漢方薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子