お酒を飲みすぎた日の頭痛や狭い部屋で会議をしたとき、緊張した時などに起こる急性頭痛には市販の頭痛薬が効くことがありますが、慢性の頭痛を治すのはたいへんです。
慢性の頭痛に対しては痛み方の違いで原因を見分けます。例えば「気滞」の方は張ったような激しい痛みを訴えることが多いです。普段から緊張する仕事にしていたり、イライラしやすい方に多いです。
血の流れが滞ている「瘀血」方は痛みが比較的強く、針で刺されたようなチクチクした痛みが起こります。特に夜に痛みが強くなる傾向があります。
水の流れが滞っている「水滞」の方は重苦しい鈍痛が起こります。雨の日や曇りの日に多いのが特徴です。
漢方では頭痛の原因を気、血、水の流れが滞っていることと捉えます。気。血、水の滞りを解消する食材を普段から利用して体質改善することが根本治療になります。
北九州市小倉北区の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子
健康情報