大根は部位によって栄養価や食感も違います。しっぽは辛みがあるので大根おろしに、中央部は甘味があるので煮物に、ビタミンの多い葉は炒め物にと捨てるところがありません。大根は消化を助けて水はけをよくしたり、気の巡りをよくし、喉の渇きを止めます。大根の実は菜服子(らいふくし)という消化を助ける漢方薬の主成分です。
大根を薄くスライスして、器に入れてハチミツをスプーン2~3杯かけて一晩くらい置くと汁が出てきます。その汁(大根あめ)を飲むと喉に潤いを与えて喉が楽になります。
北九州の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子
薬膳