この時期全身のあちこちが痒くなり始める方が多いのではないでしょうか?
なんとなくむずむずする程度の方もいれば、我慢できずに搔きむしってしまう方まで様々です。掻くという行為は、気持ちが良くなるという、ある意味、幸福感をもたらす困った行動です。搔いたらダメと分かっていても、なかなか我慢できないものです。傷口がひどくなると皮膚が傷つき、頑固な湿疹病変に移行したり、時には細菌感染を合併したりすることもあるので、基礎疾患のある方は要注意です。
原因は様々ですが、秋から春に出現するものの大半では、皮膚の乾燥が影響しています。夏に比べて湿度が低く、北九州市は日本海気候ですが、雪も少ないが北風にさらされることは多くなります。
気温が下がれば一般に発汗も減少してきますので、皮膚を潤す水分の減少につながります。過労に伴い皮脂の分泌も減少してきますので、結果、皮膚を保護する働きが低下してしまいます。
北九州市小倉の漢方薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子
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