六味丸 老化の予防と発育促進に
1)疲れると手足の裏がほてり、口が渇く方:六味丸は腎陰虚の基本処方です。下肢が疲れやすく、疲れると手足がほてり、口が渇く者に使う。このような方の歯ぐきからの出血、盗汗、目赤井、腰痛。
2)小児の発育促進:腎陰が不足すると骨や知能の発育にも影響する。
六味丸の配合生薬
地黄、山茱萸、山薬(三補)
牡丹皮、沢瀉、茯苓(三瀉)
六味丸に桂皮と附子を加えると八味地黄丸となる。
八味地黄丸と六味丸の使い分けは、寒気、四肢の冷え、温かい物を好むがあれば、八味地黄丸を選択する。
腎陰虚とは、皮膚、粘膜が乾燥する、体の熱感、手足のほてり、のぼせ、不眠、寝汗、口の渇き、体がやせる。
老化に関する症候;記憶力の減退、聴力、視力の減退、白髪、脱毛、尿失禁、膝から下の無力感。
北九州の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子