丹田をご存じですか？

気功や武術では丹田（たんでん）という場所を重要視しています。丹田は解剖学的に特定された場所ではありません。体の中心の軸になっている場所で武道では丹田を中心に体を動かすと力みが消えて自然体の動きができるとされています。所説はありますが、武術や呼吸法では臍下丹田といって臍の下の約5ｃｍくらいの場所をいいます。現代医学の小腸の辺りになります。
ちなみに丹田という言葉の由来として、古代中国では不老不死の薬を「丹」というそうです。不老不死の薬を生み出す田んぼという意味から、丹田はすべてのエネルギーを生み出す気を作り出す場所ということです。
北九州市小倉北区の漢方相談薬局　大門薬品　薬剤師　篠原艶子