春になると路地のあちこちに咲くタンポポは蒲公英(ほこうえい)という漢方薬の材料として活躍しています。
熱をとって腫物などの可能性疾患、膀胱炎や目の充血に使用されます。乳腺炎の予防や母乳の出を良くするためタンポポ茶を飲む方もいます。
人が歩かない場所の花が咲く前の若い株を引き抜き、水洗いして天ぷら、おひたしにして酢味噌であえたりバター炒めも良いということです。
タンポポは熱を取り、冷やすため鼻詰まりの方には良いのですが。鼻水がサラサラで冷えの方は向いていません。
北九州市小倉北区の漢方薬局 薬剤師 篠原艶子