気滞つまり気のめぐりが良くない体質の方は酸っぱいものが好きな傾向にあるようです。五臓の春は肝が亢進しやすい季節で、五味は酸です。酸味のある生薬は汗や大便の排泄を抑えたり、緊張を抑えて不眠を抑えるものもあります。酸味のある食材としては柑橘類、梅、酢、杏子などがあります。交感神経が緊張してストレスがたまっている方は酸味のある食材を摂りたがりますが注意が必要なのは酸っぱいものを食べすぎると胃腸の働きが悪くなることです。
肝と脾(消化器)は相克(対立のこと)関係にあり、肝のはたらきが亢進すると神経性胃炎になることがあります。
北九州市小倉北区の漢方相談薬局 大門薬品 薬剤師 篠原艶子
漢方