【にんじん】五臓を温め血を補い全身を滋養する
原産地:アフガニスタン
旬:10から12月 、甘味・温性
現在、私たちが食用にしているニンジンは薬用人参とは別の種類の植物です。 根の形が薬用人参に葉はセリに似ていることから「芹にんじん」とも呼ばれ美味しく食べやすいことから17世紀ころから、こちらがニンジンとして定着してきました。
ニンジンは五臓を温め、血を補い、全身を滋養する働きに優れ、鉄分を多く含むことから、貧血や冷え性、虚弱体質などに効果があります。
ニンジンのオレンジ色はβカロテンの色で、活性酸素を除去して老化や生活習慣病を予防します。また、ニンジンには皮膚や粘膜を正常に保つビタミンA、カリウムなどの栄養素や食物繊維を多く含有します。
【ポイント】 ニンジンの有効な成分は皮に近い部分に多く含まれるため料理は皮つきが基本です。カロテンは油とともに摂ると50から60%も吸収が高まるので炒めたり揚げたりする料理に向いています。
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