現代社会は不安になる材料があふれています。ストレスをなくすことはできません。そんなときに「頑張ってください」という励ましの言葉は無理があります。当事者にとって頑張ろうという思いは脳を疲れさせるだけです。脳を休めて態勢を整 […]
漢方
不安と心の血虚
店頭で多くご相談を受けるのが不安のご相談です。不安感が大きくなると心(しん)の血液が頭に昇ってしまい、心の血が不足してしまう状態を心の血虚といいます。そういうときは心気を丹田に落ち着けて気を鎮めるのが先決で心を平安にすれ […]
心(しん)のもう一つのはたらきは精神のコントロール
西洋医学では精神的な不安や鬱は脳のはたらきと考えられています。悲しいとか嬉しいとかの思考活動は脳内伝達物質に左右されます。一方、中医学の考え方で心(しん)は精神をコントロールするというはたらきがあります。不安感、マイナス […]
慢性腎炎は脾(消化機能)を整えよう
慢性腎炎で尿タンパクを低下させるために五苓散が良く処方されます。要するに五苓散で体から水を出すのですが、尿たんぱくは改善できないことが多いようです。慢性腎炎の方は腎だけに着目しがちですが、脾(消化機能)が低下していること […]
膀胱炎、下痢、水虫は夏場に多い
漢方では脾(消化機能を司る臓器)から肺へ水を送る働きがあり、湿気が多い夏は胃の中に水気が溜まりやすくなり、水を肺に送ることができなくなるため、膀胱炎、下痢、水虫などが多くなります。膀胱炎、下痢、水虫はそれぞれ治療薬があり […]
ベニバナはドロドロの血によい
ベニバナは紅花(コウカ)という生薬です。橙黄色の花で、日が経つと赤色に変わっていきます。薬効は血の流れが停滞して起こる月経痛や無月経などに使われます。多く使うと血の停滞を治し、少量では血を補うといわれています。養命酒や命 […]
ドクダミやセンブリで便秘が治らなかった方
十薬(ドクダミ)やセンブリを便秘に使うことがありますが、効かないかたがいらっしゃいます。ドクダミやセンブリは体を冷やす性質があります。ドクダミやセンブリで便秘が治らなかった方は冷えが原因の便秘と考えられます。病院で処方さ […]
夏バテに生脈散配合のドリンクが即効性
体を動かしすぎて汗がダラダラ出て止まらない時には、生脈散がおすすめです。生脈散(人参、麦門冬、五味子)という処方名は 弱くなった脈を回復するという働きを表しています。 滋養強壮。発汗後や肉体疲労時や消耗性疾患による全身の […]
白髪ができる原因は頭皮の栄養不足
加齢やストレス食生活の乱れなどで頭皮に栄養が行きわたらず、髪を黒に保つ細胞の機能が低下していることが白髪の原因です。漢方では古来より髪は血余(けつよ)と呼び、髪は血との関係が深いといわれています。髪の細胞の働きを正常に戻 […]
補中益気湯は夏バテに使わない方が良い
夏バテは体の熱を取らなくてはいけませんが、この熱は気虚と陰虚の熱のため胃腸を補いながら、体の熱を取る必要があります。体のだるさを摂る際の漢方薬としては補中益気湯が有名ですが、夏バテの際に補中益気湯は使わない方が良いといわ […]
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